2024年11月08日

【備忘】ベア2倍・3倍 CFDのショート

GMOクリック証券のハイレバETF CFD一覧を眺めて「こいつらをまとめてショートしたらどうなるんだろう・・」と思い、ショート戦略のリターン調べてみました。
対象期間は2011年から2024年10月までです。

 SDOWSQQQTZASOXSERYYANGDUSTTMVEDZ
9ETFを
同額ショート
 米国30ベア3倍NQ100ベア3倍米国小型株ベア3倍米国半導体ベア3倍米国エネルギーベア2倍中国ベア3倍金鉱株ベア2倍米国債20年ベア3倍新興国ベア3倍
2011年40.11%36.85%43.46%26.30%49.84%-3.26%-10.87%68.54%2.96%28.26%
2012年28.86%73.67%41.14%84.56%0.27%-12.11%27.71%9.74%20.25%38.66%
2013年56.93%64.61%68.57%71.58%57.12%59.83%-179.59%-34.14%11.69%19.63%
2014年30.28%48.01%29.29%64.31%-4.37%45.74%44.02%56.39%5.82%35.50%
2015年13.76%37.50%6.25%25.00%-39.57%12.99%33.01%11.82%-25.25%8.39%
2016年42.36%30.13%55.89%73.16%67.49%31.75%94.14%14.30%46.25%50.61%
2017年52.26%58.67%38.19%69.39%5.67%64.93%51.00%26.48%64.12%47.86%
2018年0.23%20.75%-25.06%19.39%-45.63%-13.14%3.27%-4.25%-32.89%-8.50%
2019年49.54%65.92%53.26%83.81%38.68%40.73%75.10%33.81%43.02%53.59%
2020年66.48%86.40%80.42%92.89%11.90%58.64%85.67%54.08%68.78%67.04%
2021年49.00%60.87%50.80%80.94%68.00%-25.90%4.82%-0.83%8.69%32.93%
2022年-3.98%-82.36%-30.21%-15.75%73.61%41.34%22.70%-150.18%-49.27%-21.57%
2023年28.86%73.67%41.14%84.56%0.27%-12.11%27.71%9.74%20.25%30.08%
2024年21.74%40.31%26.69%58.97%10.65%70.05%47.52%-21.05%23.79%30.56%

背景白はプラスリターンです。
減価の激しいベアETFのショートは、軒並み高リターンを叩き出していますね。

一方で2013年の金鉱株ベア2倍ETFだったり、2022年の米国債20年ベア3倍はマイナス100%超えです。仮にロスカットがなければ、証拠金が全て吹き飛んでなおかつ追加入金が必要という恐ろしい結果になっています。
リーマン・ショックを含まない時期でこれですから、最大損失は投資額の数倍(その前にロスカット)と想定した方が良さそうです。

特定のETFに集中せず、均等に投資するとどうでしょうか?

各年のリターンは表の一番右端に記載しておりますが、総括すると、
・Annualized Return 27.54%
・WorstYear -21.57%
・Maximum Drawdown -66.65%
となかなかの成績です。リバランスは年1回です。


bear.png
 ※赤線は比較用の年平均リターン


最後に大きなデメリットを1つ。
ベアETFは頻繁に新規売り規制の対象となり、取引したい時に取引できません。
そこを完全にクリアし、さらに銘柄分散が完璧でないとなかなか手を出しづらいです。
(資産区分と地域の掛け算でETF20種類くらいは欲しいところ。)
posted by Osaruたいちょう at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | CFD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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